『会長所信』
会 長 野 中 信 敏
『小さな幸せに 感謝』
現在の甲府市は約20年前にはじけたバブルの後遺症、車社会への対応不十分、飲酒運転の取締り強化や駐車違反取締りなど、社会情勢の変化で中心部の賑わいも消えて久しい感があります。我がクラブも、最大時には120名弱の会員を擁して、活発な活動を繰り広げていましたが、景気の後退の影響か、今は会員数も半減です。
しかし、伝統に支えられ甲府南ロータリークラブは活発に動いています。
愛宕山里山植栽事業、舞鶴城花の植栽事業はじめ、ローターアクト、インターアクト、ボーイスカウト、ガールスカウトなどの養成事業。さらにロータリー財団、ロータリー米山記念奨学会、ポリオ撲滅事業などにも多大な貢献をしています。
今の日本は出生率も下がり、老人大国に向かうのか、あらたに活力ある経済を取り戻し、再び世界の中心で活躍できるのか、分岐点に居るのではないでしょうか。拡大路線を走っている時は、企業でも組織でも運営は割りと楽です。企業も売上が下がり、組織も会員数が減少してくると、ひずみがあちこちに起きます。今は正に、そのひずみを取り除き、明日への活力を蓄える時だと思います。
平成23年3月11日14時46分、経験したことのない揺れを感じました。テレビに映し出された地震速報を見て上海、バンコク在住の二人の娘から、安否を尋ねる電話がありました。激しい揺れが収まって、1分もしない頃でした。正に、日本で起きている事が同時進行で、瞬時に外国に伝わっているという、今の時代の素早い動きでした。
地震、津波、原発と世界中に生中継された日本の災い(わざわい)。
計画停電で予約のキャンセル続出、部材の調達が出来なかったり、工場の操業が止まったり、様々な風評被害まで広範囲に起きました。未曾有の大災害、東日本大震災と福島第一原子力発電所の破壊による経済の混乱、今、甲府南ロータリークラブは何をすべきか?
私なりに考えました。
今は組織の拡大でなく中身を濃くする時期だと結論づけました。
最初にすべきことは、大村年度の事業精神を継承することだと思い、現状に合った改革を更に進めたいと思っています。現在は世間も落ち着きを取り戻しつつありますが、今は第一に自分の仕事を優先して下さい。既に仕事を立て直した方は、ロータリー活動に、今まで以上に積極的に参加して下さい。足元が安定しなければ会員の増加も、ロータリー活動も事業も何も出来ません。
しかし、経営者はストレスがたくさん溜まります。そのストレスを発散するのはロータリーの例会に参加して、仲間の顔を見ることが一番ではないでしょうか。ロータリーの発足の理念を思い出し、お互いに仕事上、利用できるところは利用しあいましょう。そして助け合いましょう。ポール・ハリスのロータリー設立の理念の歯車を回しましょう。
今年度テーマは「小さな幸せに 感謝」とさせていただきました。
「人間 万事 塞翁が馬」の故事の如く、日々様々なことがあります。
売上が伸びないとか、資金繰りが・・・とか、後ろ向きなことばかり考えていると顔から、会社からも、家庭からも笑顔が消えて暗いものになり、益々深みにはまってしまいます。
美しいものを見た、孫と遊んだ、今日も一日元気に仕事が出来た。
どんな小さな事でも感謝する気持ちがあれば、表情が明るくなり、周囲も元気になると思うのです。「笑う門には福来る」とか故事はいろいろありますが、「感謝する気持ち」と「ありがとう」が大事だと思っています。
今年度は氏原勲会員が、山梨第2分区ガバナー補佐として地区に出向されます。また、オランダからGSEの訪問団が来県する予定です。氏原ガバナー補佐と協力して、最大限のバックアップを行いたいと思っております。
ロータリー活動に更なるご理解と、ご協力を頂けます様、よろしくお願いいたします。